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株式会社M.M.C. 【支援領域・販売】

商品開発

商品開発から販売開始の流れ

右図に、商品開発から販売開始の流れを示します。まず、商品とは、下記の4つのPが揃い、消費者の目に触れる状態を指します。これらを総称して4Pと言います。
 ・製品(Product)
 ・価格(Price)
 ・流通チャネル(Place)
 ・販売促進策(Promotion)
この4Pは、販売戦略の中核を成すものです。顧客ニーズを切り口に、既存の競合品と自社シーズを検討し、特徴ある差別化によって完成品へと導きます。

先ずは製品開発ですが、原材料・アイデア・技術・資金・マーケティング力など、自社資源を棚卸します。例えば、喫茶店を開業したいと思っても、店舗自体を商品と考えれば多種多様な資源が必要となります。立地条件や内外装や人気メニューなどを用意出来なければ、開業しても顧客から選んで貰えません。そして、売上げ以上の出費を強いられ、店を維持するのが精いっぱいで、やがて元の木阿弥で終わってしまいます。

使える資源が明らかになったら、市場調査です。市場は、消費者が競合品を評価し購入するから、形成されているのです。従って、競合品のどこを評価しているのか顧客ニーズを知らなければ、有利に事業展開出来ないのは明らかです。

調査した情報の中から、今の顧客ニーズを探し出し(可能であれば将来の顧客ニーズも想定)、自社で解決できるアイデアを検討します。ここで大切なのは、ニーズの本質を押さえた製品開発です。売れない原因の大半は、このニーズの本質を押さえ切れていません。資源とニーズの摺り合わせが不十分で中途半端な仕上がりであったり、奇を衒って目立つけれど市場性の低い製品などであったりします。

顧客ニーズに沿ってアイデアを練り上げたら、商品コンセプトの設定です。コンセプトとは、一言でその特徴を言い表したもので、顧客が瞬時にイメージし納得し期待を抱かせるものでなければなりません。

商品コンセプトが決まったら、そのイメージに沿った試作品開発と販売戦略立案(4Pの製品を除く残り)に取り掛かります。このステップは一度でスムーズに決定することは希です。行き詰ったら、資源の棚卸から4P決定までを何度も繰り返して行い、資源活用と戦略立案との最適化を図ります。

試作品と販売戦略が完成したら、テストマーケティング(商談会や展示会など)で消費者評価を募り、上市へ向けた最終調整を行います。

 

一般的に『作ったけれど売れない』と云われる原因は、上図の黄色の矢印で示したショートカットの道程を選ぶからです。自身で物を買う時は比較検討するのに、作る側に立つと忘れてしまう。摩訶不思議なことです。

 

新商品を作ってみたが、新しい販路開拓を検討しているが、何故か上手く行かないとお悩みの場合は、全体が見渡せられる経営コンサルタントか販路コーディネータへ相談されるのが好いでしょう。

商品開発は、先ず既存の市場を調べることからスタートです
プロダクトアウトの発想からマーケットインの発想へ変換しなければ、時代に取り残されるだけです
“どこかオカシイ”や“どうしたら良いのか”と感じたら、お気軽にご相談下さい【携帯090-3799-8661】

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