株式会社M.M.C. 【支援領域・経営】
検証と改善
戦略を実践する段階で、PDCA(Plan、Do、Check、Action)の重要性はよく耳にする話です。戦略に沿った計画(Plan)の正当性、実践(Do)する手段方法の合目的性、成果の良し悪しの検証(Check)、修正すべき改善(Action)への取組みなどです。
ここでは、PDCA全体に関する検証のバランススコアーカードに関して述べます。右図に示すように、戦略立案時に『財務』『顧客』『業務プロセス』『学習と成長』の4視点で計画の妥当性を検証し、実践時や終了時にも同様に4視点の主要評価項目で成果を検証します。
成果や活動面を4視点の検証する指標としては、
- 財務:売上げや利益率など
- 顧客:顧客満足の度合など
- 業務プロセス:順調に業務が進んでいるかなど
- 学習と成長:従業員のレベルアップに繋がっているかなど
があります。
これらは、『顧客に喜んで頂き、企業と社員を成長させ、ビジネス効率が高く、会社として儲かっている』のか、つまり顧客・従業員・会社の3者が相互に満足する仕組みで活動展開出来ているのかどうかを問うています。
バランススコアーカードは、事業展開の全体最適化を検証する上で有効な切り口となります。因果応報の考えで、成果が悪ければ原因追究して改善へ取組み、成果が良ければ原因究明して情報共有し誰もが活用できるよう再現性へ取組みます。
また、検証する切り口は活動展開の質と量をバランスよく計る必要があります。量ばかりに偏っていては、質を重要視する現状には合いません。かと言って、充分な活動量がなければ、全体の売上げボリュームが期待できません。業界や自社の置かれた立場から、特に重要視する切り口(係数)を設定されるのが望ましいと考えます。
改善への取組みは、例えば企業訪問の回数が少なければ『沢山回れ!』ではなく、『顧客が満足する提案をあれこれ用意した上で、沢山回れ!』でないと回数は増えません。もし増えていれば報告の内容自体を疑う必要があります。それは、武器を持たせずに根性論で戦えと言っても、心が傷つくのは嫌ですから戦おうとはしないのです。武器となる商品や知識やスキルなどを用意するのは、企業の責任です。
事業の内容と規模と従業員数によって、必要と考えられるシステム導入の優先順位は決まります。お悩みの場合は、全体が見渡せられる経営コンサルタントに相談されるのが好いでしょう。
特に、従業員が自立出来るようにサポートする仕組みは、成長する企業には不可欠です
“どこかオカシイ”や“どうしたら良いのか”と感じたら、お気軽にご相談下さい【携帯090-3799-8661】