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株式会社M.M.C. 【支援領域・観光】

住民参加の意義

町を盛上げる住民の参加意義は蔑ろにはできません

町の大規模な再開発には、多くの地元民が影響を受けますので、町を盛上げる住民の参加意義は蔑ろにはできません。しかし、多く場合で【実質的な民意無視】とは言いませんが、【形式だけの参加】が大半を占めている状況と考えます。

それは昔ながらの上位下達であり、官僚支配の流れに沿った考え方と謂わざるを得ません。これだけ地域活性化が謳われ、全員参画が基本の世の中になった『今のご時世で…?』ですが、敢えて『今のご時世でも…!』と言えるのです。意見の取り纏めが苦手なのか、自分達で進めた方がスピーディなのか、ディベロッパー案をまる飲みしたのか、高度成長期の夢を未だ目論んでいるのか、そこには何らかの思惑が感じられます。

また、住民側も昔ながらの「何をしてくれるのか」の意識を変え、『自分達の町は自分達で作る』に目覚める必要があります。国宝の城を抱える城下町で古民家風の町並みへ大規模改修をされましたが、然程手を加えていない隣接する町衆文化の町へ、より多くの観光客が訪れています。それは、ちょっと身構えるよりも気さくな雰囲気が好まれている感じです。また、皆で町を盛り立て皆で儲けようとする町衆の思想が、町を挙げての斬新なイベントを生みだしたり、探究心を擽る路地裏の再開発を仕掛けたり、などが功を奏していると考えます。

農村では景観・古民家民泊・作業体験・田舎料理などからひとつだけを取上げても、魅力に乏しく観光客は訪れないでしょう。しかし、季節ごとにセットの組合せにすれば魅力ある資源となりますし、村を挙げて大規模に取組めば企業研修や学校行事の一環にまで昇華できます。また、地方の町では廃れ掛けている祭りを復活させたり、地域特産品の加工体験コースへの展開など、あれこれ取組まれています。しかし、これも同様で各々がバラバラの単発で取組んでは、力不足は否めません。AIや観光コンセプトに基づき、組合せを検討すべきです。無ければ無いで放って置くのではなく、過去から探し出したりイメージに沿った形で新たに創るのです。そこには、地元民の協力なくして成功は有り得ません。短時間の滞留で次の目的地へ移動され、地域の良さを深く味わってもらえないのであれば、観光を仕掛けた側の失策と謂わざるを得ません。

 

庶民や地方は低経済成長・縮小の時代に飲み込まれ、出口の見えない閉塞感が漂っています。手足が竦みがちな状況だからこそ、地域が一体となって大きなエネルギーを生み、観光に取組まなければないません。そこには、AIに基づき企業・支援組織と共に地元民が一体となった取組みと意識改革が必要です。

 

観光戦略を立案してみたが、地域民に方針を説明してみたが、何故か上手く行かないとお悩みの場合は、全体が見渡せられる経営コンサルタントか観光コーディネータへ相談されるのが好いでしょう。

町の再開発に住民の意向を反映させなければ、まちの活性度は高まりません
地元民の自信に満ちた言動が、観光客へ対して『魅力ある町』と映ります
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