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株式会社M.M.C. 【支援領域・観光】

宝探しと商品開発

地域の売り物になる宝を探し出し、観光への商品開発に結び付けるのは如何すれば良いのでしょうか。観光客は、限られた予算と時間の中でより多くの満足を求めようとします。風光明媚な地や名所旧跡も訪ねたいし、温泉に浸かってのんびりしたいし、和牛も新鮮な海産物も食べたいし、消え去ろうとする地域文化や知恵にも巡り会いたいし、名産品や特産品も買って帰りたい等と欲張りです。

しかし、一昔前の山間部で海鮮料理といった「無難に何でも揃えている」というのはピントがボケて、幾ら物流が発達した現在でも違和感を覚えます。山間なら山間らしく海辺なら海辺らしい、素朴であっても滋味溢れる料理が観光客の期待を満たします。

切り口を大きく分類

その切り口を大きく分類すると、モノ(食事・土産物など)、コト(伝統行事・催し物など)、バ(名所旧跡・伝統文化など)、ヒト(接客、マナー・リーダー養成など)となります。これらが複合して相乗効果を発揮し、その地ならではの観光商品・サービスとなっていきます。

自然を取り上げても、緑豊かな田園風景・澄んだ青空・光輝く星々・白銀の世界・紺碧の海・金波銀波の島影・森林の香り・小川のせせらぎ・蛍の乱舞・蛙の鳴声など、都会では味わえない宝物です。新鮮な農林水産物・伝統の加工品などもそうです。温かい人情や伝統行事や地域を挙げてのイベントなど、組合せは無限に拡がります。しかし、【戦略立案の項】でも述べましたように、町や村のコンセプトに則って一貫性を持たせた商品・サービス開発が必要となります。それは、観光客が抱く期待へ違和感なく調和させないと、満足度を高めることが出来ないからです。

多くの観光客を集客することは重要ですが、200万人/年に満たない来客数ではリピータはいないと言われています。更に、滞在時間2時間程度で落ちるお金が千円前後では、町が潤うことはありません。かと言って宿泊施設を整えるにしても高級リゾートや温泉設備があるなら別ですが、一般の宿泊施設であれば観光客を足止めする『夜のお楽しみ』を考え出さなければなりません。この取組は一つの宿泊施設でも可能ですが、町全体のイベントとして構築するのが望ましいと言えます。でないと、宿泊施設が増改築や新店舗へ多額の出資することは困難となります。これら多岐に渡る仕掛け作りに、統一性を持たせることを忘れてはなりません。

 

この段階で、それが当たり前と感じている『土の人』ではなく、観光客目線で判断できる『風の人』の存在が重要となってきます。観光開発のコーディネートに適した人を称して、『若者、馬鹿者、よそ者』と言います。それは、観光客目線を持ち、エネルギッシュで、一心不乱に取組む姿を表現した言葉です。

 

観光戦略を立案してみたが、関連施設に方針を説明してみたが、何故か上手く行かないとお悩みの場合は、全体が見渡せられる経営コンサルタントか観光コーディネータへ相談されるのが好いでしょう。

観光商品には、町のコンセプトへ合致させた開発やブラッシュアップが望まれます
全体の調整を図るには、『若者、馬鹿者、よそ者』の存在が欠かせません
“どこかオカシイ”や“どうしたら良いのか”と感じたら、お気軽にご相談下さい【携帯090-3799-8661】

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