株式会社M.M.C. 【支援領域・6次産業化 等】

意識改革

世の中の消費動向は変化し続け、生産・供給する側も対応すべき取組みが求められます。全ての事柄において共通ですが、新たな取組みを始めるからには、心機一転の意識改革と新システムの構築が必要となります。

拘りの商品作りを行ってきた農家は、加速する情報化の恩恵で認知率が向上し、新たな流通を活用するようになりました。また、欧米に比べて複雑と言われた流通自体も、直販などの中抜きによって変革が進んでいます。この動きの中で既得権者達は、この動きを奨励し自らも改善取組みを始めたところもあれば、圧力を掛けて阻むところもあります。しかし、世の動きに抗うことは、単なる延命効果を図っているに過ぎません。生き延びる為には、変化への順応は不可欠なのです。

新たな取組みにはそれ相応のリスクが伴いますが、現状維持は時代に取り残されるというリスクに晒されます。時代に置き去りにされるリスクは、ボディブローの如く障害を引き起こして機能不全に至らしめます。バブル崩壊以降、無為無策であった各地の組合や商店街をみれば理解出来る筈です。

環境変化への取組みが遅々として変化しない中、自ら進んで現状を打破しようとする心掛けは、大いに奨励し支援すべきと考えます。グローバル化の下に、可能性は無限に拡がると言っても過言ではありません。

6次産業化で黒字化へ至った年数

では、6次産業化等へ取組めば、収益が向上し経営改善が安定化するのか? 答はYesです。但し、成功させるのが前提となります。右表の6次産業化で黒字化へ至った年数を見ますと、平均で4.1年掛かっています。無論、黒字化が前提条件ですので、多くの赤字が隠れていると思われます。

【販売】の(売れない現状と原因)で述べましたが、個別商談会での当日での商談成立は5%です。セラー側の半数を占めた1次生産者は、2次・3次の業者と比べて成約率に差はありませんでした。しかし、バイヤー評価では全ての評価項目で2次・3次の業者に劣っていました。つまり、優れた方々は1次・2次・3次に関係なく存在し高評価を博し商談成立したが、成立へ至らなかった方々の中で1次生産者はスタート時点での遅れが明らかに存在すると言えます。

それは、ビジネスへの経験と理解不足に起因すると考えられます。消費者や競合品の動向を調べず、経営・販売戦略も中途半端にしたまま、自己満足の商品を顧客満足を重視するバイヤーへ提案した結果です。6次産業化で成功する為には、意識改革と共に現状を理解し活動の方向性を明らかにすることから始めるべきです。

 

新たな取組みでリスクを抱えるのか、将来より大きなリスクに直面するのか、取るべき道は一つです。変化へ対処しようと考えられる場合、従来の意識や仕組みを洗い直し改善しなければ、それが足枷になってきます。

 

何をどう考えたら良いのか、取組みを始めてみたがこれで良いのかとお悩みの場合は、全体が見渡せられる6次産業化プランナーか販路コーディネータへ相談されるのが好いでしょう。

変化する事に慣れていなければ、“意識を変える”と言っても傍目からは不十分に映ります
客観性を持って事業活動しなければ、計画は良くても具現化する行動は自己都合になり易いものです
“どこかオカシイ”や“どうしたら良いのか”と感じたら、お気軽にご相談下さい【携帯090-3799-8661】

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