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株式会社M.M.C. 【支援領域・観光】

情報発信と集客

観光開発(商品やサービス)が進むにしたがって、集客を目的とした情報発信へも取り組みます。この情報発信は、マーケティングの4Pでは販売促進策に該当します。つまり、観光客へ質の良い有益な情報を提供し、納得して候補地として選定して貰うことです。巷ではキャッチコピー的な言葉が飛び交ってますが、町のコンセプトや取組みに合致していなければ、観光客が訪れた際にその期待を裏切ることになります。

地方にはよく在る話なのですが、公共交通機関の中心となる駅でさえ観光客を意識した案内板は数少ないのが現状です。その大半は地元民や頻繁に利用する方にしか理解でず、まさに灯台下暗しなのです。また、観光地の案内板も同様に自分の所の案内ばかりで、近隣の観光地への道案内を見掛けたことがありません。何故、観光客の立場に立って、次に訪れたいであろう近くの観光地を案内しないのでしょうか。観光地が互いに協力し合えば、個々の観光地にとっても観光客にとっても喜ばしい筈です。受入れ側の自己満足の発想が伺えるようでは観光を手掛ける以前の話で、顧客満足への意識改革が必要となります。

さて、観光開発の最終ゴールは移住者を増やす事と述べましたが、移住に限っては自治体と地元が共同して、漁師や農家への転職サポートや、Net環境を整備してIT企業を誘致したり、芸術家の集落を作ったりなど盛んな取組みが見られます。一方では、田舎暮らしに憧れて若い世代や定年後の人たちの移住が増え、住み分けのマッチングが進んでいます。これらの情報発信は、都会での説明会・企業への営業・ホームページ・SNS・パブリシティの活用など様々です。

観光に関しても同様で、適切なツールを用いて如何に分かり易く的確な情報として提供するのかが問われます。観光客は、自身の要望項目に応じて競合地と比較検討します。情報を収集して項目ごとに比較検討し、より多くの満足が期待できる観光地へ絞り込みます。この情報収集の段階で、自らの観光地がリストアップされなければ、戦う土俵にも上れなかったことになります。そして、
 ・観光客が望む項目をどれだけ磨き上げ差別化できるように仕立てたか
 ・その特徴は端的に表現できているか
 ・それを望む観光客へ情報が届くように、発信ツールは最適な選択がなされているか
 ・発信の頻度は適切か
など、主たる観光客をペルソナ手法でイメージし、その人達に情報が届きやすい伝達ツールを選び、比較検討し易い情報に整えて発信しなければなりません。最近では若い世代が気軽に観光を楽しむようになり、SNSや検索サイトが情報収集ツールとして使われていますので、時流に合わせた対処が望まれます。

 

ITの進化と共に、情報の共有化は当り前の時代になりました。良い事も悪い事も瞬時に多くの人に伝搬するので、偽りや誇大宣伝は命取りになります。従って、観光の開発から情報の発信までコンセプトに基づく統一性が求められますし、魅力ある商品・サービスへ仕上げると共に的確な情報提供が求められます。

 

情報戦略を立案してみたが、情報発信をしてみたが、何故か上手く行かないとお悩みの場合は、全体が見渡せられる経営コンサルタントか観光コーディネータへ相談されるのが好いでしょう。

どこにでもある様な謳い文句では、顧客の厳しい選択眼はクリアできません
偽りや誇大広告では逆効果となり、掛けた時間と経費が無駄になるばかりか、来客数にも影響します
“どこかオカシイ”や“どうしたら良いのか”と感じたら、お気軽にご相談下さい【携帯090-3799-8661】

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