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株式会社M.M.C. 【支援領域・経営】

≪環境分析~戦略立案≫

目標へ向けて行動する時、現状との乖離が課題として表面化します。この課題を解決するには、社内外の環境を分析し、自社にとって合目的な戦略・戦術を立案し実践しなければなりません。また、変化し続ける環境は企業へも変化を強いてきますので、経営者に取って舵取りの悩みは尽きません。もし、必要性が低いと顧客から判断されれば、売上げは減少し市場からの退場を余儀なくされてしまうからです。

特に、目に見えず厄介なのが「顧客」や「世の中」そして「競合」の動きです。しかし、企業を取巻く環境を分析する上で重要な検討項目です。変化を続ける環境の中で、『これからどう活動し、どう生き残って行くか』の方向性を導き出す大切な検討要素なのです。

環境分析する意味合いは社会や顧客の要望に適合する生き方を模索することであり、戦略立案する意味合いは企業にとっての最も相応しい生き方を決めることなのです。この方向性を定めた内容が経営戦略で、全社戦略と各事業部戦略から成り立っています。経営及び各事業部の戦略立案は、顧客目線に則って各種フレームワークを用い、分析と意思決定を繰り返しながら策定します。

 

立案された経営戦略には、必ずクリアにすべき課題が内包されています。どんなに素晴らしい経営戦略が出来たとしても、実践する段階で運営ルールや人的課題があれば、計画は絵に描いた餅となってしまいます。従って根幹をなす各戦略が決まったら、戦略展開する上で新たに障害となる課題をも洗い出し、改善策(システム構築)を追加で取り入れます。つまり、年度初めに市場の動きと企業の状態を検証し、その年の経営計画と目標達成への最善策を決定します。

目標は、数値とプロセスで成り立ちます。数値だけでは、目標達成が担保されないからです。プロセスとは云わずと知れた行動を示しますが、課題の多くはここに存在し理屈通りに物事は運びません。従来から抱えていた現状改善のための課題と、目標達成に向けて新しく取組むことで生じる課題などがあります。

この課題を過去・現在・未来で分類すると、再発予防・効率改善・新規開拓などの対応が見えてきます。企業がどのような状況下にあっても目標達成への妨げとなる課題を見付け出し、適切な対処法を選択し実施しなければ、目標へ到達することは有り得ません。仮に到達しても、課題は先送りされ残ったままですから後から追い掛けてきて、いずれの時期か行く手を遮ります。後で慌てない様に、課題の重要性・緊急性・波及性を検討し適切に対処すべきです。

 

経営は内外から多くの影響を受けますが、課題として表面化する現象とその根本原因の多くは掛離れています。目まぐるしく変化する環境に適応するためにも、年度ごとに最適の経営戦略が必要です。そして、同時に見出される課題へ対して本質を捉えた改善策で取組むことが、安定した経営基盤を構築する流れとなります。

しかし、自社だけを長年見ていると客観的判断が出来難くなるのも事実のようです。バブル崩壊後、どの業界もマーケットインの発想に移行しようとしていますが、多くの中小零細企業ではプロダクトアウトの発想から抜け出せずにいます。これでは、時流に取り残されるのは自明の理です。そのような時に必要となるのが、事業計画の見直しや外部に依頼する経営診断です。この作業は、企業がどの状態(創業・経営革新・第二創業・事業承継・企業再生)にあっても、同じ手法で為すべき事柄なのです。

 

経営診断後に顧客目線のマーケティングによる経営戦略を立案し、企業再生に取り組んだ事例を紹介します。

 

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