経営課題への対応は、問題の本質を探り出し再発防止の為の新システムとして構築しなければ、根本的な課題解決への対処法とはなり得ません

経営課題への対処法

右図に、経営コンサルタントが用いる経営課題への対処法を示します。

1. ありとあらゆる課題を列挙します。現在抱えている課題や目標達成するのに乗り越えなければならない課題などです。
2. それらの課題に対して、本質を探していきます。
3. その本質の元となる要因まで掘り下げていきます。ここまで来ると、同じ要因があちらこちらの課題を引き起こしている事に気付きます。
4. その要因ごとに解決する対策を検討します。３）で話したように、一つの解決策が複数の課題改善へ繋がることが分かって来ます。
5. そして、再発を防止するために、システム（仕組み）として導入します。

一般的な例として
＊課題の抽出
・売りと収益率が減少している
・運用システムが効果的効率的に機能しなくなった
・改善策が功を奏さない
　など
＊問題の本質
・環境分析や戦略立案をしていない
・目標達成へは現運用システムの老朽化が障害
・失敗への不安と過去への執着心が、環境変化への対応を阻んでいる
　など
＊要因の分析
・企画立案できる人材がいない
・全体を見渡しシステム改善できる人材がいない
・改善取組みが必要な説明責任を果たしていない、職務規定と権限委譲が浸透していない
　など
＊解決の方向（システム構築）
・マネジメントマーケティングの導入
・適切な業務管理システムの導入
・説明責任と人事制度の改善と徹底
　など

経営システムが老朽化したと感じる、新しい取組みを考えた時に現状では対処できない、などお悩みの場合は、全体が見渡せられる経営コンサルタントへ相談されるのが好いでしょう。