株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(課題対応 その2)】
MMCコラム(課題対応 その2)
2018年3月30日(金)
前回は、課題対応に関する全国の中小企業での取組み状況を示しました。取組みたい・取組もうと思っている・取組めないが大半でした。その内容を考えてみます。
多忙な日々を送る中では、改善すべき事よりも遣りたい事や遣らなければならない事が優先しています。従って、項目で尋ねられたら、確かにこれもあれも改善取組みが必要と気付きます。また、真剣に将来へ向けての改善取組みを考えたら、為すべき事柄が多過ぎて何から着手したら良いのか分からない状況ではないでしょうか。
課題は常に存在します。過去に起こった課題へは再発防止策を、現在の課題へは効率的効果的な具体策を、将来への課題は生残る為の戦略的施策を求めてきます。
課題解決への対処方法を図に示します。先ず、問題となっている課題を全て書き出します。課題の一つひとつに対してその本質を検討します。更にそれらの要因を洗い出します。要因にまで行き着くと、同じ要因が異なる課題へ影響を及ぼしている事が理解できます。そして、これらの要因へ対して改善取組みを行なえば、必然的に課題が解決へ向かいます。
この対処法は毎回行うのではなく、未然に防ぐためにシステム(仕組み)として導入します。恐らくは既に仕組みとして入っている場合が多いのですが、時代遅れとなり機能不全に陥っていると考えられます。
先ずは、何でも結構ですので、課題を書き出す事から始めてみて下さい。