株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(営業企画 その5)】
MMCコラム(営業企画 その5)
2018年11月30日(金)
企画に関して、4回に渡り述べてきました。既にご理解頂けたことと考えますが、企画は社内外を俯瞰的大局的に見渡し、効果的効率的に目標へ近付ける施策立案と実践トレースおよび修正・補強の支援を行わなければなりません。つまり、
・施策の立案や運用システムの機能性を高め
・仕事を通じて社員や組織を成長させ
・顧客の喜びと認知率向上を通じて
・経営目標を達成する となります。
これらを繰返す中で、次のステップへ繋がるよう基盤を厚くし、組織能力を再構築して行きます。業務内容の多くは、マーケティングのフレームワークを用いれば事足ります。適するフレームワークがなければ、目的に合うフレームワークを流用して自社の課題へマッチさせれば大半は可能です。
しかし、それ以上に大切なのは、動く現場の人達への支援です。良い話も悪い話も直ぐに入手出来るよう常日頃からコンタクトを密にし、良い話は再現性が出来るように成功手順の共有化を、悪い話は失敗した原因を究明し二度と起こらないよう注意喚起をしなければなりません。
仕事は、次から次へと連動して動いています。個々を取上げてみれば、それ自体は完結したモノであっても、その結果に基づいた次のステップが始まっています。商品説明 ⇒ 採用 ⇒ フォローアップ(クレーム処理)⇒ 増量といった具合です。このシステム思考に基いて、各ステップ毎に有効な施策を考える必要があるのです。無論、社員のモチベーション維持に関する環境整備(衛生要因、動機付け要因)にも目を配り、チーム力の最大化への配慮も欠かせません。
考えるのが仕事とばかりに、進捗や結果に対して実戦部隊へ責任を押し付ける様では、企画力があっても企画人としては失格です。それは、経営者に代わって会社の将来に係る方向性を定め成果へと導く仕事ですから、ステークホルダーに対する責任を自覚していない人は適正に問題ありと言わざるを得ないのです。