株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(解決策々定に有用なPSシート その4)】
MMCコラム(解決策々定に有用なPSシート その4)
2019年12月8日(日)
解決策々定に用いられてきた従来の発見的手法と、筆者考案のPSシートとの違いを表に示します。
発見的手法の良い点は、何と言っても結論に至るまでの時間が短くて済むことです。経験がモノを言う話となりますが、それが全てとなって逆効果が生じることも否めません。つまり、
・判断する人のメンタルモデルの数しか、適切だろうと思われる判断ができない
・パターン認識から無意識バイアスを経て、自身が納得する答へと誘導され易い
・全ての要因を検討していないので部分最適となり易く、成果への期待が薄い
・途中で重大な問題が明らかになった場合、振出しに戻って修正する必要がある
など、多くの懸念を含んでいます。これでは、経験が浅い人はいつまで経っても使い熟せず、理論を操る専門家が放置する事は非論理的で自浄努力が見て取れない話と言えます。
そこで、論理的に全てを明らかにし全体最適化までをも可能にするPSシート考案へと至った訳ですが、その特徴は、
・各種フレームワークを切り口として用いますので、ミッシーな検討が出来ること
・全ての問題を要因との因果関係にて明らかにし、悩みの連鎖から解放させること
・全ての解決策を一覧表で確認できるので、優先順位付けで全体最適化し易いこと
など、話の筋と辻褄が合っているので、納得性も高いことです。
この他にも専門家が用いている中に、都合の良いプロダクトアウトの話は沢山あります。バブル崩壊前後に緊急導入されたマーケティングやマネジメントのスキルや考え方は、当時の状況へ合わせて都合の良いように用いられました。しかし、既に適合しなくなったケースも見受けられますが、その多くは改善されずに用いられ続けているのです。