株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(解決策々定に有用なPSシート その3)】
MMCコラム(解決策々定に有用なPSシート その3)
2019年12月8日(日)
筆者考案の解決策々定のフレームワークであるPSシート(Problem Solving Sheet)に関して、以下に紹介します。このフレームワークは、課題とその要因と解決策を一覧表へと仕上げ、全てを俯瞰的に眺められるので、全体最適への調整がし易くなっています。論理的に整理されているので理解度が増し、悩みの連鎖から解放され、改善への注力度も高まります。
フレームワークの構成要素に関して、以下に述べます。
1.ロジックツリーとピラミッドストラクチャーを突合し、課題⇒原因究明⇒解決策々定を作業手順とする
2.課題⇒原因究明の過程においては、
・各種フレームワークの項目を切り口として用い、「課題」⇒「問題の本質」へ展開
・特性要因の因果関係を用い、「課題」⇒「問題の本質」⇒「その要因」へと展開
・前の項が後の項への設問となるので、順次流れ作業で検討を繰返す
3.原因究明⇒解決策々定の過程においては、
・「その要因」に対する対応策を「解決の方向」として決定する
・「解決の方向」の類似する内容同士を、同じ色付けして区分する
4.「解決策々定」では、「解決の方向」の同じ色の内容をグループ化して纏める
5.解決策の一覧と現状とを付き合せて実施する優先順位を決め、成果が期待出来るよう幾つかの対策を同時進行で展開することで、全体最適化が可能となる
各種フレームワークとは、例えば、組織が上手く動かない場合は7Sが主となりますし、売上げが伸びなければ4Pが適切な切り口となります。更に、製品の出来具合が問題と思えた時は、3C・STP・商品コンセプトなどの切り口を追加して検討する必要があります。既に、MMCコラム(課題解決 その5)の中で、活用例として『赤字脱却への取組み』を紹介していますので、参照して下さい。