株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(意識・心構え・取組み姿勢 その4)】
MMCコラム(意識・心構え・取組み姿勢 その4)
2019年10月31日(木)
今回は、物事に対処する時の心掛けや心の準備と言った、心構えに関して述べます。その意味合いは、より望ましい成果を期待して個々人が気を配り、最善の手立てを心掛ける事を意味します。心構えでの注意すべき事柄は、
・ 使命感の欠如 (他人任せ) ・ 目標の意味合いの理解
・ 諦め半分 (完遂経験が少ない) ・ 自発性、チャレンジ精神
・ 責任感の欠如 (依存心) ・ 達成意欲
・ 感性の鈍化 (現場を軽視) ・ 現場主義、感度の醸成
・ 小手先の対処 (部分最適化) ・ 全体最適化
・ 自己満足の優先 (自己陶酔) ・ 顧客満足、従業員満足、Total-Win
・ 利己主義の偏重 (自己愛) ・ 利他主義
などです。(左側:問題点、中央:理由、右側:解決策)
日本の至る処で、根拠に乏しいけれど「まぁ、そんなものかな~」と言った感覚的な判断で物事が進められ、左側に見られる現象が噴出しています。その根底にあるのが「発見的手法」と言われる意思決定で、経験に則っており判断時間が短く簡便である反面、心理的バイアスが入り込むので偏りが生じ易く最適解でないケースも多々見受けます。
心構えは個人の気持ちの在り様を反映していますので、多種多様な心理的バイアスが顔を覗け、自身に都合の良い対応が散見されます。この問題点を放置すると、仕事を通じた個人的な成長や期待する成果への到達度が懸念されます。
従って、表面化する問題点には( )で示した理由があり、右側の解決策を施さなければなりません。これらの解決策は、いづれも積極的な取組みや係わるステークホルダーへの配慮が伺えます。つまり、心構え一つで仕事の在り様はどうにでも変わり、成果も連動して変わることを示唆していますので、大いに認識すべきポイントと言えます。
そして、問題発覚に呼応してその都度短兵急に対処するのではなく、問題が生じないように常日頃から予防策として心掛ける事が大切なのは日を見るよりも明らかです。