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株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(意識・心構え・取組み姿勢 その5)】

MMCコラム(意識・心構え・取組み姿勢 その5)

2019年10月31日(木)

今まで述べた意識や心構えは、個々人に関する内容でした。今回は、組織文化の形成に影響する取組み姿勢に関して述べます。

・ 権限移譲を軽視     (権力の集中)     ・ 役割分担、適材適所

・ 曖昧な処遇       (好かれたい)     ・ 評価、フィードバック

・ 不十分な説明      (理解不足、責任放棄) ・ 説明責任

・ 抵抗勢力を看過     (八方美人)      ・ コンプライアンス、統制

・ 将来絵図が不明瞭    (難しく考えたくない) ・ 経営理念、目標、戦略

・ PDCAの不活用    (傷の舐め合い)    ・ 管理、監督

・ 成り行き任せの組織運営 (調整が面倒)     ・ 協調性、チームワーク

・ セクショナリズム    (大局的な統率不足)  ・ 広い視野、全体感

・ 効率化の不足      (改善ポイントが不明) ・ 各種運用システム

・ 掛け声だけの部下育成  (指導が出来ない)   ・ 管理者教育

・ 報告、相談、連絡の不足 (機嫌を損ねたくない) ・ コミュニケーション

・ スピード感の不足    (前例踏襲の習慣)   ・ 無駄、斑、無理の排除

・ 数値化、見える化の不足 (隠し事が好き)    ・ 経営感覚

などです。(左側:問題点、中央:理由、右側:解決策)

この取組み姿勢は、組織内に漂う雰囲気を創出するのに役立ち、一本筋が通った良い組織文化を形成する事が可能となります。日系3世のオオウチが述べたZ理論「組織文化がモチベーションを高め人を育てる」に合目的な部分と考えます。そして、「マーズローの欲求5段階+マクレガーのXY理論+オオウチのZ理論」を横から輪切りにしたようなダニエル・ピンクのモチベーション3.0なども、個々人が内発的なやる気を持ち組織との係り合いを通じて、互いを成長させて行く大切さを述べています。

無論、一丸となって困難な課題へチャレンジする組織文化が醸成されれば、より大きな将来目標へ取組む事も可能となります。つまり、組織文化の改善へ取組む事は、成果へ繋がる下準備と言えるのです。

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