株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(経営戦略の立案 その2)】
MMCコラム(経営戦略の立案 その2)
2018年4月9日(月)
経営戦略を立てる意味合いを考えると、企業が「社会環境の中でどう生きて行くのか」を明らかにしようとする姿が見えてきます。それは、社会の中での人(法人)からもご理解頂けると考えます。では、何を検討し、どう戦略へ結び付けるかです。
先ず、右の図にあるように、会社を取巻く環境(外部環境)と会社内部の環境(内部環境)の2つに分けて考えます。
更に、外部環境は、社会環境(マクロ)と業界環境(ミクロ)に分かれます。これらを見て何を導き出すのかと言えば、現象として今起こっている事やこれから起こる事は、会社にとっての機会(チャンス)なのか脅威なのかを見出すのです。
消費者は世の中の影響に敏感に反応しますので、大きなトレンドで捕まえておくことが大切です。また、その影響を受けながら商売をしている当該市場や競合の動向も、自社にとっての機会なのか脅威なのかの要因となります。
これらに対して、チャンスを手中にするため企業活動を展開する訳ですが、果たして戦うだけの戦力を有しているのかどうかを見るのが、内部環境です。ここでは、自社の強みと弱みといった形で抽出します。
既に、気付かれてかと思いますが、自社の強みで市場のチャンスを取りに行く、或いは自社の弱みを補強しながらチャンスを取りに行くのが、中小企業の経営戦略となります。