４Pは企業目線で考えた取組みですから、４Cという顧客目線の切り口で再確認し、独り善がりになることを避けなければなりません

MMCコラム（顧客目線 その１）

2018年3月28日（水）

商品開発に関して４Ｐ（製品・価格・流通チャネル・販売促進策）の最適化が重要だと述べてきました。そして、その根底に流れるべきは顧客目線であることも。

今回は、４Ｐに対する４Ｃ（顧客価値・顧客の負担・入手の利便性・コミュニケーション）に関して述べます。これは、４Ｐが企業側の戦略立案であり、４Ｃは顧客側から企業の戦略を検証したものと言えます。何故、同じ内容をダブルチェックするのか…。

それは、４Ｐが企業に都合の良い理屈で構築されている可能性、つまり独り善がりになっていないかを検証するためです。

あくまでも顧客が購買に関する最終決定者となる訳ですから、顧客目線で検証するのが望ましいと言うことです。

顧客価値とは、商品が持つ本質的な価値であり消費者がどう満足するかを見ています。例えば、設備投資は（⇒生産の効率化⇒収益率向上⇒経営の安定⇒経営責任を果たす）と考えます。営業マンは、性能をダラダラ述べるよりも、「収益率が向上し、経営の安定に役立つ」と話すべきなのです。次から、４Ｃに関してもう少し詳しくお話しします。