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株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(商品開発 その3)】

MMCコラム(商品開発 その3)

2017年12月25日(月)

製品が顧客ニーズを的確に捉えた仕上がりになっている事は当然ですが、価格(値ごろ感)や流通チャネル(販売場所)や販売促進策(情報提供)が適切でなければ、やはり売上げに結び付きません。端的にその商品を言い表す商品コンセプトに沿った、4Pの最適化が大切です。これは、顧客が抱く期待へ対して調和させることを意味します。

また、流通卸やスーパー・百貨店など多店舗展開を行っている小売業を相手にする場合は、大量生産への対応力が問われます。バイヤーは陳列棚から商品が動いて“なんぼ”ですから、いくら素晴らしい商品であっても欠品を嫌います。

大都市のバイヤーは、この目安とするのが地元で売れているかどうかです。そこそこ売上げが上がっていれば、商品の仕上がりと生産力の評価目安になるからです。競争の激しい都会に進出するには、着実なステップアップが望まれます。

販路開拓では、展示商談会や個別商談会などが支援機関から用意されています。しかし、その場での商談成立は前述の如く5%程度です。成立しなかった場合の落胆は理解できますが、云わばテストマーケティングですから改善ポイントをしっかり把握することが大切です。そして、顧客の期待へ調和させるブラッシュアップ等の見直しは、顧客ニーズの変化と共に行われ、代替品に置き換わるまで綿々と続きます。

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