株式会社M.M.C. 【コンサルの活用】
各種コーディネータの活用
コーディネータとは、今ある部分的な課題の解決へ最も相応しい専門家と言えます。業界や競合品および顧客の動向などを念頭に、その企業にとって最も相応しい戦略・戦術を導き出します。更に、実践する上での課題(ブラッシュアップ、能力不足など)へ取組み、最善の成果へと導いてくれます。
コーディネータやプランナーを活用する上で注意すべきは、依頼する順番を間違えない事です。例えば、多くの事業者は『製品を仕上げたので、次はデザイン』へと進み、その結果『作ったけれど売れないので、販路開拓を頼みたい』とコーディネータへ依頼されてきます。ここでの問題は、依頼する順番が逆ということと、後付けで販売戦略を立案することです。
一般的にデザイナー(プランナー)は、戦略立案を勉強をしていなければ、販売戦略を立案する事は困難です。デザイナーとしては、『折角注文が来たのだから、見栄え良く仕上げよう』と頑張るのは理解できます。しかし、戦略が未策定の状況でパッケージやデザインを依頼しているのですから、企業側の先走りが間違いの始まりと謂わざるを得ません。
商品コンセプトや4Pの最適化で商品のイメージが固まった後に、商品コンセプトを重視したデザインをスタートすべきなのです。商品イメージに統一性を持たせる上で、これは必須のことなのです。統一感の重要性は、バイヤーなどとの商談でターゲット顧客像や商品コンセプトをいの一番で確認してくる事でも解る筈です。商品の仕上がりとの整合性を見て、一貫性が担保出来ないパッケージやデザインでは論外となります。多くの場合が、このケースに該当します。
売れない結果として、依頼を受けて後付けで販売戦略を立案する場合です。多くの中小企業では、いまだにプロダクトアウトの発想が根強く存在しています。精いっぱい出来る事を考えた戦略であっても、それは企業側の発想でしかありません。売れない結果となるのは、顧客ニーズを満たすことが出来なかったからで、立てた戦略自体が市場にマッチしていないと言えるのです。この場合は、最初から検証しなければなりませんので、限られた資源を無駄遣いしない為にも、為すべき事柄と順番を守る事が得策です。
これらの点に関して、コーディネータは専門領域において戦略・戦術の立案や実施面でのノウハウ・ドゥハウなど、あらゆる視点での引出しを備えています。また、「業界の常識は、他の非常識」と客観的視野で診ます。優秀なコーディネータでは、見識豊かな観点と顧客目線を基に、現場組織の改善も図りながら成果へ導いてくれます。
どこかに原因がある筈なのだがはっきりしない、手を加えてみたが何故か上手く行かないなどお悩みの場合は、全体が見渡せられる経営コンサルタントへ相談されるのが好いでしょう。
観光・6次産業化・HACCPの専門家でもありますので、ワンストップ対応が可能です
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