課題解決には、ボトルネックとなっている部分の最適化と、改善策導入時の全体最適化が不可欠です

MMCコラム（課題解決　その３）

2018年7月25日（水）

課題解決には、ボトルネックとなっている部分の最適化は無論のこと、改善策がスムーズに稼働するように全体最適化しなければ、成果は期待できません。　例として、「売上げを上げる為に『営業スキル』を取り上げて研修したが、一向に伸びが見られない」を考えてみます。

右図に示すように、各種営業スキルを研修で強化（全体最適化）しても、それは営業全体（SFE）から見れば構成要素の一部を部分最適化したに過ぎません。そして、営業全体（SFE）を全体最適化したとしてもマーケティングミクス４Pの中の販売促進策の一部ですから、販売全体から見れば部分最適化に過ぎません。更に、販売は企業活動の一部を構成する要素であることはご承知の通りです。

このように、課題を解決する上では全体を俯瞰的に診る必要があります。そして、付随して阻害要因となる他の課題も同時に取組まなければ、期待する成果は得られ難いと肝に銘じることです。