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株式会社M.M.C. 【コラム MMCコラム(商品開発 その2)】

MMCコラム(商品開発 その2)

2017年12月25日(月)

売れる商品であるには、製品・価格・流通チャネル・販売促進策(情報提供)の組合せが適切でなければなりません。マーケティングでは、これら4項目の頭文字をとって4P戦略と言います。全てにおいて顧客の要望に対応することは出来ませんが、競合品と比較して支払う対価以上のベネフィット(便益)を消費者が感じるかどうかです。ここでいう対価とは経済的・肉体的・精神的・時間的な負担です。つまり、現状で感じている不足・不満・不便や負担などを解消してくれるものです。これこそが顧客ニーズの核なのです。

一般的に顧客ニーズを調査し、その市場性に基いて製品開発に踏み切るケースは希です。反面、我々は普段の生活では消費者という一面を持っています。何か買う時には、あれこれ並んでいる中から比較検討し、より満足させてくれる物を選びます。消費者側では比較検討するのに、開発者側になった途端に競合品と比較検討する事を忘れてします。このスタート時点での顧客との擦れ違いが、上市した後で悩みの原因となります。

図のように、競合品の動向や顧客の要望を調査し、顧客満足の高い商品を作れば良いのです。しかし、企業が遣ってみたいと思って作る商品・サービスは、前項で述べた「売れても2割」が現状で、限られた資源を無駄使いしているのです。

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