経営診断では、市場に受け入れられる経営方針となっているのか、それを効率的効果的に実践する仕組みが整っているのかを診ていきます

MMCコラム（経営診断 その２）

2017年4月12日（水）

経営診断を進める上では、取り巻く環境変化に呼応した経営戦略となっているのかどうかが重要です。各種分析と意思決定を繰り替えし立案の手順に従わなければ、遣りたい想いに影響された戦略となり、本当に為すべき事柄が中途半端になった経営方針となってしまいます。また、素晴らしい戦略が出来上がっても、実行するシステムが機能していなければ意味がありません。

売上を担う営業を例にとると、営業マンの基本的資質（考え方・能力・態度など）や心構えが基本ベースとなり、２階部分の知識（製品・競合品・業界など）と効率的な行動と効果的な営業スキルが合わさって成果となります。そして、これらを上手く運用する採用・教育・研修・管理・評価などのシステムが整っていないと、ノウハウ・ドゥハウやモチベーションを維持向上することはできず、成果の拡大も期待できません。

常に目的達成への準備として、関連項目がバランスよく仕上がっているかを検証し、改善へ取組み続けることが大切です。